木曜日, 5月 25, 2006

再生装置について

もともとのサイトの雑記帖の内容を随時移していこうと思ってますが、まずはこの記事から...(原文:2005.01.02)

 音楽を聴く際に、どのような装置を使うかで印象が全く変わってしまうことがあります。 オーディオファンなんぞをやってますと、こういうことは日常的に経験するのですが、音楽ファンの中にはこの辺にかなり無頓着で、装置のことを無視してCDの善し悪しを論じている方があるようです。 これが、素人ならばまだしも、音楽評論家と称する人の中にも、装置に問題のある人があるのではないかと疑っております。 残念ながら、器楽や小編成の室内楽に向くシステムと大編成のオーケストラに向くシステムには互いに相容れない所があり、出来ればシステムを2通り以上用意したい所ですが、私自身それは出来ておりません。 しかし、プロの方がお金を取って評論するなら、せめてどんな装置で聴いたのかくらい明らかにするべきではなかろうかと思うのです。
 で、お前偉そうに言って、どんな装置で聴いてるんだと言われそうなので、取り敢えず明かしておきます。 現在、メインシステムとして使っているのはCDトランスポートがティアックのVRDS-T1を改造したもので、これに自作のDAコンバーターを継ぎ、出力を直接ラックスのM07というパワーアンプにいれて最後にダイヤトーンのDS10000というスピーカーを鳴らしています。 といっても、オーディオファン以外の人にはチンプンカンプンでしょうが、特徴としては、音の分解能や位置情報などを克明に再現する方向を狙っているために、低音の量感は少々犠牲になっていると言えると思います。
 でもね、CD評のために毎日メインシステム鳴らす時間ないんですよ。 それで、専らiPodに移して通勤電車の中で聴いていることが多いんです。 分析的に聴くにはヘッドホンもいい方法だと思います。 シュアの密閉型インナーイアー型を使うようになってから、地下鉄の中でも騒音を気にせず聴けるようになりました。 おかげで、CD評を始めようなんて大それたことを考え始めた訳です。

0 件のコメント: